2026年の取適法で変わるコンプライアンス重視
2026/07/26
2026年の取適法で変わるコンプライアンス重視
2026年以降、製造業では取適法(下請法改正)を意識した体制づくりが大きな課題です。特に、価格転嫁や買いたたきへの対応は、発注する側にも受ける側にも関係します。コンプライアンス重視は、難しい言葉ではなく、「相手に無理をさせない取引を続けること」です。
目次
- 取適法で見直す発注と価格転嫁
- 約9割の教育実施から見る社内定着
- 社内規定と相談窓口を動かす手順
- 2026年以降に続けたい確認習慣
1. 取適法で見直す発注と価格転嫁
取適法(下請法改正)では、価格転嫁や買いたたきへの注意がより必要になります。たとえば、材料費や人件費が上がっているのに、以前と同じ金額を一方的に求めると、相手企業の負担が大きくなります。
コンプライアンス重視の発注では、次の確認が役立ちます。
- 見積書の内訳を確認する
- 価格変更の相談記録を残す
- 発注条件を口約束で済ませない
- 納期や仕様変更を文書で共有する
小さな記録でも、後で「言った、言わない」を防げます。
2. 約9割の教育実施から見る社内定着
コンプライアンス教育については、大企業の約9割が実施しているという情報があります。教育が広がっている理由は、知識がないまま仕事を進めると、本人に悪気がなくても違反につながるからです。
たとえば、新入社員だけでなく、発注担当、管理職、経営幹部まで同じ基準を知る必要があります。社内規定やマニュアルを用意し、外部講師の研修を使う企業もあります。
コンプライアンス重視を社内に根づかせるには、年1回読むだけでは足りません。実際の見積もり、契約書、発注メールを使い、日常業務に近い形で確認することが大切です。
3. 社内規定と相談窓口を動かす手順
社内規定は、作っただけでは役に立ちません。社員が迷ったときに見られる場所へ置き、相談できる流れを決める必要があります。
私たちは、次のような順番で考えることを大切にしています。
- 発注や契約で迷いやすい場面を書き出す
- 社内規定の該当箇所を確認する
- 判断できない場合は上長や窓口へ相談する
- 決まった内容を記録に残す
特に、価格転嫁、買いたたき、安全配慮のような話は、一人で判断しないことが安全です。
4. 2026年以降に続けたい確認習慣
コンプライアンス重視は、特別な部署だけの仕事ではありません。請求書を確認する人、発注メールを書く人、取引先と話す人の全員に関係します。
2026年以降は、取適法(下請法改正)を意識しながら、価格、納期、契約内容を一つずつ確認する姿勢が欠かせません。私たちも、安心して相談できる情報発信を続け、読者の皆さまが無理のない取引を進められるよう支えていきます。
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